ワラッテイイトモの世界
ただサンプリングされているのは笑っていいともの映像だけではありません。資生堂のCMや、9.11のときのテロのニュース、サンプリングによって醸し出されたタモリの暴力的な発言(飽くまでもサンプリングから編集したものであって実際の発言とは違う)に作者と思われるK.Kが過剰に反応する映像、K.Kが自転車に乗ってハンディカメラで撮った作品と交えたり、クレイ人形でのいいともの再現映像など、色々な要素を孕んだ映像作品です。pizzicat fiveも流れていたようです。
サンプリングされた映像の多さの弊害によって(つまり著作権問題)全編の公開は難しいとされてきた本作品なので、前からすごく気になっていたのですが(多分去年の今ごろだ)見ることができてすごく嬉しいです。それに関西には上陸してないはずだと思う。
そのサンプリングされた異質の世界のような表現に、惹かれ、そこらへんの映画を見るよりも真剣にみてしまいました。
色々と書こうと思ったが、それはまたの機会にします。
近年ここまで話題になったアート作品も少ないようで、別に私はアートに興味があるわけでもないが、この作品にだけは興味を持てた。